SUNNYDAY KETCHUPブログ 忍者ブログ
プロフィール
HN:
ひか
性別:
女性
自己紹介:
2009年5月第一子出産。主婦のような感じで生活中。
最近またちょっと真面目にイラストとか描いてます。
ブログはほとんど放置ですが、最近ツイッターはそれなりに活用しておるので、こちら↓で生存の確認をして下さい。
ついったー。
最新コメント
[05/23 タま]
[11/28 つき]
[11/01 タま]
[11/01 つかさ]
[11/01 fuke]
最新トラックバック
バーコード
ブログ内検索
「私はクリエイターなのよ」って顔して暮らしてたい、そんなこのごろ。
[8] [7] [6] [5] [4] [2] [1]
2018/07/22 (Sun)
×

[PR]上記の広告は3ヶ月以上新規記事投稿のないブログに表示されています。新しい記事を書く事で広告が消えます。

2007/09/28 (Fri)
何気なくはいった店のカウンターの中には、見知った顔がいた。
-おう、ひさしぶり。
内心吃驚はしていたけど、こんなとき普通に挨拶する以外、何ができるだろう。
-ひとやすみか?
-ひとやすみ‥‥まあそうですけどね。でも、この後もう引き返しますよ。あ、コーヒーひとつ。
-はい、コーヒーね。ひきかえすって、何処までもどるつもりだ?
聞かれて、初めて考える。そうだ、何処まで戻ればいいんだろう。あの曲り角か、その前か。あるいはいつかの三叉路か。
でも、別に何処まで戻ったっていいと思う。僕に関して言えば、もとから目的地があったわけでもない。
-戻れる所まで戻ります。なんなら、一番最初まで戻ったっていい。いや、それが一番いいのかな。
-一番最初ねえ‥‥。
彼は、何か言いたげに少し笑う。そういえば、以前もよくこんな笑い方をしていたように思う。
本当は何か言いたいのかな、と思いながら、でも何も言わないのもわかってた。
そして、僕はそんな顔をされるのも決して嫌いじゃなかった。
コーヒーが暖かい。少し苦い。
僕達が道を間違ったのは何処でだっただろう。それがわからないから、最初まで行くしかないんだろう。もしかしたら、最初で既に違っていたのかもしれないのだし。
でも、今となってはそれも良くわからない。
何となく、彼ならそれをわかってる気がした。でも、教えてもらう事ももうできない。
肘をついたカウンターが、妙に冷たかった。

ああ、僕達は今でも
君の魔法をたどっては迷う
間合いを見失った
真っ青な空を仰ぐ


本当に帰りたいところへは、帰れない。それを知っていた。
PR
この記事にコメントする

HN:
mail:
url:
color:
subject:
comment:
pass:

この記事へのトラックバック
この記事にトラックバックする:
prevHOMEnext
忍者ブログ[PR]